
利便性も資産性も申し分ないこの物件、価格は1億5,990万円。30代・共働きのパワーカップルなら「手が届くかも」と思うかもしれません。
でも、ちょっと待ってください。その決断、10年後、20年後の自分たちを苦しめることになりませんか?
今回は、銀行員であり4児のパパでもある私が、インフレ時代における「1.6億円フルローン」の真実を、あえて厳しすぎる数字でシミュレーションします。

現役銀行員 | BANKER × FAMILY
1.6億円という超高額ローンに挑む共働き世帯へ。銀行員としての審査知見と、4児の父としての家計管理術をフル活用し、インフレや金利上昇局面でも「絶対に詰まない」ためのリアルな返済戦略を解説します。
この記事の目次
リビオ高田馬場の物件概要
まずは物件のスペックを整理しましょう。新宿区の文教地区という落ち着きと、高田馬場駅のパワーを両立した立地です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 物件名 | リビオ高田馬場 |
| 所在地 | 東京都新宿区下落合二丁目 |
| 想定価格 | 1億5,990万円 |
| 入居時期 | 2026年(予定) |
【事例】世帯年収1,500万、Sさん夫婦の絶望
都内IT企業に勤めるSさん(38歳・夫)とメーカー勤務の奥様(36歳)。お子様2人の4人家族です。
世帯年収1,500万円。「自分たちは勝ち組だ」と思っていた彼らは、リビオ高田馬場のモデルルームで夢を見ました。
「今の家賃に少しプラスすれば、山手線の内側に住める。将来、売却しても損はしないでしょ?」
しかし、私の元へ相談に来た時、シミュレーション結果を見て二人は絶句しました。理由は「生活費のインフレ」と「見落としていた維持費」です。年収1,500万円でも、この物件をフルローンで買うと、毎月の収支は真っ赤になる可能性が高いのです。
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住宅ローンと生活費のリアルな試算(インフレ考慮)
なぜ「詰む」のか?具体的な数字を見ていきましょう。条件は変動金利0.875%(2026年基準)、35年フルローンです。
- 🏠 毎月のローン返済:442,106円
- 🏢 管理費・修繕積立金:約50,000円
- 📜 固定資産税(月割):約30,000円
- 🍚 生活費(インフレ1.25倍):550,000円
- 💰 合計支出:1,072,106円 / 月
毎月107万円の手取りが必要です。
これを額面年収に逆算すると、世帯年収で1,850万円〜1,900万円が必要になります。年収1,500万円世帯の場合、毎月15万円以上の赤字。これでは教育費も貯金もできません。
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銀行員が教える!予算オーバー時の解決策3選
「それでもリビオ高田馬場を諦めたくない!」という方へ、プロが勧める3つの対策です。
① 0.1%の金利にこだわる(モゲチェックの活用)
借入額が1.6億円ともなると、金利が0.1%違うだけで、総返済額は約300万円変わります。銀行の言いなりにならず、最安金利を徹底比較してください。
② ペアローンでの「控除」最大化と「副業」
夫婦でローンを組むことで住宅ローン控除を2人分受け、さらに高年収を活かした「節税」と「副業」を組み合わせます。入ってくるお金を増やす攻めの姿勢が不可欠です。
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③ 資産運用の「税金」を味方につける
インフレに対抗するには、預金だけでは不十分。新NISA等を活用し、教育資金を効率よく準備する必要があります。税金の仕組みを知っている人だけが、高額ローンを完走できます。
まとめ:買うことがゴールではない
リビオ高田馬場は素晴らしい物件ですが、1.6億円の借入は「命をかけた買い物」です。銀行は「年収の10倍」でも審査を通すことがありますが、それは「生活が豊かになること」を保証するものではありません。
大切なのは、「住み始めてからのキャッシュフロー」を冷徹に計算すること。 不安があるなら、まずは固定費の徹底的な見直しから始めましょう。家選びは、家族の笑顔を守るための手段であって、目的ではないのですから。
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