チャルトンの徒然なるままに

はじめまして、Chalton Lisaです。 私は銀行員として働きながら、家族6人と一緒に生活しています。日常のことから、仕事での経験、家族旅行や生活の工夫まで、幅広くブログで発信しています。 このブログでは、私の実体験や知識をもとに、読者の方に役立つ情報や楽しめる体験を提供することを目的としています。 例えば、銀行員としての経験を活かしたお金の管理方法や住宅ローンの解説、大家族ならではの旅行や生活の工夫などです。

年収1,800万で1.8億円のマンションは買える?銀行員が試算する返済地獄と破綻リスク

 

こんにちは。現役銀行員ブロガーのチャルトンリサです。

「都心のマンション価格、どこまで上がるの?」
最近、銀行の窓口でも話題になるのが、異常とも言える不動産価格の高騰です。

そして、その高騰する物件を買い支えているのが、世帯年収1,500万〜2,000万円クラスの「パワーカップル」たち。
先日も、世帯年収1,800万円のご夫婦が、1.8億円の新築マンションの審査相談にいらっしゃいました。

年収倍率、驚異の10倍。
審査は通るのか? そして、買った後の生活はどうなるのか?
銀行員として電卓を叩いてみると、華やかなタワマン生活の裏にある「極限の家計簿」が見えてきました。

チャルトンリサ
チャルトンリサ
現役銀行員 | BANKER × FAMILY

「審査に通る=返せる」ではありません。特にペアローンを組むパワーカップルは、銀行にとって「最高のお客様」であり、同時に「最大のリスク予備軍」でもあります。 現役銀行員として高額融資の現場を見てきた私が、 年収1800万世帯のリアルな手取りと、 1.8億円ローンの返済地獄度を忖度なしで解説します。

1. 【試算】年収1,800万円 vs 1.8億円ローン。手取りの何割が消える?

まずは、感情論抜きで数字を見てみましょう。
世帯年収1,800万円の手取り額と、1.8億円のフルローンを組んだ場合の返済額のバランスです。

📊 パワーカップルKさん夫妻の家計簿

  • 世帯年収: 1,800万円(夫1,000万+妻800万)
  • 手取り年収: 約1,250〜1,300万円
  • 手取り月収: 約105万円(ボーナス込み月割換算)

🏢 1.8億円ローンの返済額(変動0.475%・35年)

  • 毎月返済額: 約46.5万円
  • 管理費・修繕費・駐車場: 約8.5万円(都心新築想定)
  • 住居費合計約55万円

住居費だけで、手取りの約52%が消えます。
手取り105万円から住居費55万円を引くと、残りは約50万円

「月50万残るなら余裕でしょ?」と思いましたか?
もし子供がいなくて、今後も一生DINKS(共働き・子供なし)なら余裕かもしれません。
しかし、これから教育費がかかる子育て世帯にとって、このバランスは「綱渡り」です。

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2. 「タワマン貧乏」一直線?見落としがちな3つの隠れコスト

1.8億円の物件を買う層は、ローン以外の出費も「富裕層価格」になりがちです。

① 固定資産税が「年50万円」コース

新築の軽減措置が終わった6年目以降、都心高額物件の固定資産税は跳ね上がります。
月割りで4〜5万円の負担増。これを計算に入れていないと、ボーナスが税金で消えます。

② 教育費のインフレ

このクラスのマンションに住むと、周りの子供たちは当たり前のように私立小学校やインターナショナルスクールに通います。
「うちは公立で」と思っていても、環境に影響されて中学受験コースへ…。
子供2人を私立中高一貫校に通わせるなら、年間200〜300万円の現金が必要です。

③ 変動金利の上昇リスク

借入額が1.8億円と巨額なため、金利上昇のインパクトも桁違いです。
もし金利が0.5%上がっただけで、月々の返済は約4万円増えます。
1%上がれば約8万円増。手取りの残りが一気に削られます。

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3. 銀行員が教える「この賭けに勝つための条件」

それでも「都心の一等地に住みたい」「資産価値が上がるから大丈夫」と考えるなら、以下の3つの条件をクリアする必要があります。

条件① ペアローンの比率は「妻の収入減」を織り込む

「夫9,000万+妻9,000万」のような半々のペアローンは危険です。
妻が出産・育休で収入が減った瞬間、家計が破綻します。
夫の単独ローンに近い形にするか、少なくとも頭金を2〜3割入れて借入額を減らすべきです。

条件② 「10年後に売却」を前提にする

終の住処にするのではなく、資産価値が高いうちに売却して利益(キャピタルゲイン)を得る「投資」としての側面を強く持つこと。
そのためには、エリアの選定が命です。「自分が住みたい街」ではなく「誰かが高く買ってくれる街」を選びましょう。

条件③ 生活レベルを上げない(質素倹約)

家は豪華でも、家具はIKEA、車はカーシェア、外食は控える。
「1.8億円の家に住んでいる」という満足感だけで生きていく覚悟が必要です。
家にお金をかけすぎて、家族旅行にも行けない「タワマン貧乏」にならないように。

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まとめ:家は「資産」か「足かせ」か

年収1,800万円で1.8億円のマンション。
銀行員としての結論は、「審査は通るが、生活の自由度は極めて低い」です。

不動産市況が良ければ「勝ち組」になれますが、金利上昇や市況悪化が起きれば、一転して「逃げられない借金地獄」になります。
そのリスクを背負ってでも、その眺望が欲しいですか?
契約書にハンコを押す前に、もう一度冷静にシミュレーションしてみてください。

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