チャルトンの徒然なるままに

はじめまして、Chalton Lisaです。 私は銀行員として働きながら、家族6人と一緒に生活しています。日常のことから、仕事での経験、家族旅行や生活の工夫まで、幅広くブログで発信しています。 このブログでは、私の実体験や知識をもとに、読者の方に役立つ情報や楽しめる体験を提供することを目的としています。 例えば、銀行員としての経験を活かしたお金の管理方法や住宅ローンの解説、大家族ならではの旅行や生活の工夫などです。

ブランズシティ品川テラスは1.09億!定借のローン返済と維持費

「港区アドレス、しかも品川エリアで1億円前後!?ついに手が届く億ションが出た!」
そう色めき立った方も多いかもしれませんが、都心の不動産市場において「相場より安い」ことには必ず理由があります。

水辺の潤いと品川の圧倒的な将来性を手に入れる「ブランズシティ品川テラス」。
70.25平米の3LDKで、価格は1億960万円です。
この価格の理由は、本物件が土地の所有権を持たない「定期転借地権(定借)」だからです。「将来更地にして返す」という条件と引き換えに、港区のプレミアムな立地を現実的な価格で手に入れる究極のトレードオフ物件と言えます。

私自身、4年前にマイホームを購入して社宅を退去し、現在は高校受験の長男や4歳の娘など4人の子育てと教育費に奮闘する6人家族のパパですが、もし今、夫婦2人で都心に住むなら、この「定借で初期費用を抑えて港区に住む」という選択は非常に賢いと感じます(四十肩の体には、職住近接が何よりの薬ですし…笑)。
今回は、この「港区の定借億ション」を検討する共働きパワーカップルに向けて、現役銀行員FPである私が、定借特有の重い維持費とガチ返済シミュレーションを公開します。

チャルトンリサ
チャルトンリサ
現役銀行員 | BANKER × FAMILY

信託管理やインフラ部門を管轄する銀行員として、また過去の住宅ローン相談の経験からお伝えしたいのは、「定期借地権」の物件は銀行の審査目線において、所有権物件よりも「毎月のランニングコスト(地代など)」が厳しく見られるということです。私自身、みずほ銀行で諸費用を含めた分割実行で住宅ローンを組んでいますが、定借物件は手元資金の温存と、毎月のキャッシュフローのバランスが命です。メガバンクのリアルな審査基準と、家計の防衛線を徹底解説します。

1. 物件概要:港区アドレス×品川再開発のポテンシャル

リニア中央新幹線の始発駅となる「品川」や、高輪ゲートウェイ駅周辺の大規模再開発の熱気を間近で感じられるポジションです。間取りは70.25㎡の3LDK。2つのWIC(ウォークインクロゼット)と納戸(N)を備え、家族の荷物をしっかり収納できる無駄のない設計です。

項目 内容
物件名 ブランズシティ品川テラス
所在地 東京都港区港南
権利形態 定期転借地権
価格(先着順) 1億960万円
間取り・面積 3LDK+2WIC+N(70.25m²)

2. 見落とし厳禁!「定借」特有の重すぎる維持費

初期費用(物件価格)が安い分、毎月のランニングコストは所有権物件よりも確実に重くなります。ここを甘く見るとローン破綻に直結します。

  • 管理費・修繕積立金:約30,000円/月(想定)
  • 地代・解体準備金等:約20,000円〜30,000円/月(想定)
    定借物件の宿命です。ローンを完済した後も、この「土地のレンタル代と取り壊し費用」は払い続ける必要があります。
  • 固定資産税(建物のみ):約15,000円/月
    土地の固定資産税はかかりませんが、建物分は発生します。

維持費合計:月約70,000円(車なし想定)
※港区の利便性をフル活用し、車はカーシェアやタクシーで代用する前提です。

 

3. 住宅ローン返済シミュレーション(1.096億円)

価格1億960万円。頭金なしのフルローン、変動金利0.875%(インフレ・将来の金利上昇リスクを考慮した厳しめ設定)で計算します。

借入:1億960万円
毎月の返済額:303,122円

維持費(約7万円)を足すと、住居費合計で月約37.3万円
毎月約37万円の固定費です。港区でこの住居費なら「お得」と感じるか、定借の維持費を含めて「やっぱり重い」と感じるかが、この物件を購入する分かれ目になります。

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4. 生活費の試算:港区水辺エリアの優雅な家計簿

港南エリアは、意外にも品川駅周辺や天王洲アイル側に大型スーパー(マルエツなど)があり、日常の買い物には困りません。しかし、周辺のレストランやカフェの単価は「港区価格」です。
今回は、都心で働く30代後半・子ども2人(小学生・未就学児)の4人家族を想定した生活費です。

項目 金額 備考・品川・港南エリアのリアル
食費・外食費 110,000円 近隣スーパーで自炊しつつ、週末は天王洲のテラス席で優雅なブランチを楽しむスタイル。
水道光熱費 25,000円 70㎡の新築マンションの平均値です。
通信・日用品 20,000円 スマホ代や、ネット通販での日用品まとめ買い。
教育・保育費 100,000円 港区は私立中受験率が極めて高く、上の子の塾代や下の子の習い事への投資は必須です。
夫婦小遣い・被服費 80,000円 夫婦それぞれのランチ代や、都心勤務に合わせた身だしなみ費用。
予備費・レジャー 50,000円 週末のタクシー移動や、旅行のための積立費用。
生活費合計 385,000円 ※車なし・4人家族想定



5. 必要な世帯年収と「定借」の出口戦略

住居費(37.3万)+生活費(38.5万)=毎月75.8万円の手取りが必要です。
これをボーナスで補填せずに安全に回すためには、世帯年収1,300万円〜1,400万円が安全ラインとなります。

定借物件は「今の豊かな時間を買う」消費である

銀行員として何度もお伝えしたいのは、定借物件は「将来値上がりを期待して売買する金融資産」ではなく、「自分たちが一番アクティブな時期に、最高の立地で快適に過ごすための消費(利用権)」だということです。
もしこれが所有権であれば、1.5億円を超えるため、年収1,300万の世帯では審査すら通りません。しかし定借だからこそ、毎月の地代を払いながらも「港区でのQOL(生活の質)の高い暮らし」と「教育への投資」を両立させることができるのです。

6. 銀行員からの本音アドバイス

「ブランズシティ品川テラス」は、「資産価値(土地)に縛られず、品川・港区の利便性と水辺の癒やしを今すぐ手に入れたい」という、タイムパフォーマンスとQOLを重視するご家族に最適な物件です。

私自身、みずほ銀行でローンを組み、現在は高校受験を控えた子どもたちの教育費に戦々恐々としていますが、約1.1億円という大台のローンを組む際は「ガン団信」などの手厚い保障で家族を守ることが絶対条件です。定借の地代は完済後も続くため、手元の現金をしっかりNISA等で運用し、将来の地代支払いに備える「攻めと守りのマネープラン」が必須になります。

所有権の億ションを買って毎月の返済に追われるより、定借で初期費用を賢く抑え、浮いたお金で教育や家族の思い出作りに投資する。
そんな新しい時代の「スマートな住まい選び」ができるパワーカップルの方、ぜひ前向きに検討してみてください!

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