
こんにちは!現役銀行員ブロガーのチャルトンリサです🏦✨
今回は、マイホーム選びと同時に「第2子の妊活」という人生の大きなターニングポイントを迎えているご夫婦からのご相談です。
- 年齢・年収: 夫40代(1,200万円)、妻30代後半(700万円・残業込み)
- 家族構成: 子ども1人(4歳)。高齢出産への焦りもあり、早めに第2子を希望。
- 悩み: 夫は激務で家事ノータッチ。妊娠・出産時の妻の収入減が不安。
- 希望物件: 親のサポートを受けやすく、通勤にも便利な「新宿区の新築マンション」
世帯年収1,900万円。銀行の審査は間違いなく通る「超優良顧客」です。
現在、新宿区の新築マンション(ファミリー向け)は1.5億円〜2億円超えが相場ですが、ペアローンを組めば手が届きます。
しかし、銀行員としてハッキリ申し上げます。
「夫が激務で家事ノータッチ」「妻の年収は残業込み」「これから第2子を出産する」
この3つの条件が揃った状態で、限界ギリギリのペアローンを組むのは、まさに**「自ら時限爆弾のスイッチを押す行為」**です。

現役銀行員 | BANKER × FAMILY
「今の世帯年収」だけで高額ローンを組むと、ライフステージの変化に対応できなくなります。 現役銀行員として産休・育休時の家計破綻を数多く見てきた私が、 妻の「残業代消滅リスク」と親のサポートの不確実性を指摘し、 第2子を安心して迎えるための資金戦略を解説します。
この記事の目次
1. 【警告】妻の「年収700万」は砂上の楼閣
このご家庭の最大のリスクは、ペアローン審査の根拠となる「妻の年収700万円」が、**残業代込みの数字である**という点です。
📉 第2子出産後の「リアルな年収低下」シミュレーション
第2子を出産し、復職後に「時短勤務(または残業なし)」になった場合、妻の年収は激減します。
- 現在(フルタイム+残業): 年収700万円
- 産休・育休中: 手当のみ(ボーナスなし)
- 復職後(時短・残業不可): 年収400万〜450万円に下落(推測)
もし、1.5億円の新築マンションをペアローンで購入していた場合、毎月の返済額と管理費で「月40〜45万円」の固定費がのしかかります。
妻の収入が激減している中でこの金額を払い続けるのは、想像を絶するストレスです。
夫の年収(1200万=手取り約850万)だけでは、ローン返済と教育費、生活費をカバーしきれず、あっという間に貯金が底をつきます。
2. 「親のサポート頼み」が抱える2つの死角
「新宿区に住めば、両家の親が手伝いに来てくれるから、妻もすぐフルタイムで復帰できるはず」
この前提で資金計画を立てるのも非常に危険です。
① 「親の体力」は永遠ではない
現在、親御さんは60代後半〜70代でしょうか。
今は元気でも、第2子が生まれてから小学校に上がるまでの数年間、ずっとサポートし続けられる保証はありません。親自身の介護や病気のリスクも高まる年代です。
② 夫の「激務・家事ノータッチ」の限界
親のサポートが頼れなくなった瞬間、しわ寄せはすべて妻にいきます。
夫が激務で家事育児にノータッチの場合、妻が「時短勤務」を選択せざるを得ない状況に必ず追い込まれます。そして、前述した「収入激減」の罠にハマるのです。

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3. 銀行員が提案する「失敗しない物件選び」3つの戦略
第2子を安心して迎え、かつ家計を破綻させないための現実的な戦略は以下の3つです。
戦略①:予算を「夫の単独ローン」の範囲に抑える
最も安全なのは、「妻の収入は最初からないもの(貯蓄・変動費・教育費に回す)」として計算することです。
夫の年収1200万円で無理なく返せる額(目安:8,000万〜9,000万円)を上限に設定しましょう。
新宿区の新築では厳しいですが、エリアを少しずらすか、築年数を妥協すれば見つかります。
戦略②:新宿区の「築浅中古マンション」を狙う
「どうしても新宿区で、親のサポートを受けたい」という立地条件は譲れない場合、「新築」というこだわりを捨ててください。
築10〜15年程度の中古マンションであれば、新築に比べて価格が抑えられます。浮いた予算をリノベーションに回せば、新築同然の快適な空間が手に入ります。
戦略③:「シッター・家事代行費」を毎月の固定費に組み込む
親のサポートがなくなった場合の保険として、月に数万円の「家事代行・ベビーシッター代」をあらかじめ家計の予算に組み込んでおきましょう。
この予算を確保した上で、それでも返していける住宅ローン額を逆算するのがプロの資金計画です。
まとめ:新宿区の新築にこだわって、家族の笑顔を失わないために
「新宿区の新築マンション」というステータスは魅力的です。
しかし、そのために妻が「絶対にフルタイムで働き続けなければならない」という呪縛にかかるのは、第2子を希望するご夫婦にとってあまりにも過酷です。
家は、家族が幸せに暮らすための器に過ぎません。
夫の激務が変えられないなら、家の予算を下げて、妻の負担を減らす(時短勤務や外注を利用する)余白を残すことが、家庭円満の最大の秘訣です。
まずはご夫婦で、「妻が時短勤務になった場合の手取り」で家計シミュレーションを行ってみてくださいね。
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