年末になると、「今年も結局、何も見直さず終わってしまった…」という声をよく聞きます。
ですが、年末は金融資産を見直すベストタイミングです。
理由はシンプルで、
- 1年の取引がすべて確定する
- 税制・制度改正の情報が出そろう
- 来年の行動計画を立てやすい
からです。
この記事では、現役銀行員の視点で、
「最低限これだけは確認してほしい」年末の金融資産チェックリストを解説します。
なぜ年末に金融資産を確認すべきなのか
日々の仕事や生活に追われていると、金融資産は「置きっぱなし」になりがちです。
しかし、金融商品は放置するとリスクだけが積み上がることもあります。
年末に一度立ち止まって確認することで、
- 不要なリスクを減らす
- 税金を払いすぎない
- 来年の選択肢を広げる
ことにつながります。
チェック① 預金|お金の置き場所は適切か
まず確認したいのは預金です。
- 普通預金にお金が集中しすぎていないか
- 生活防衛資金(生活費6か月分)は確保できているか
- 目的のない預金が眠っていないか
金利がほぼつかない時代とはいえ、
「何のためのお金か」を整理するだけで、資産全体の見え方が変わります。
チェック② 投資信託・NISA|制度を正しく使えているか
NISAを利用している人は、年末確認が特に重要です。
- 今年のNISA枠を使い切れているか
- 非課税期間が終了するファンドがないか
- 来年の投資方針は決まっているか
- 保有ファンドの内容を理解しているか
銀行員としてよく見る失敗は、
「なんとなく積み立てているけど中身を知らない」ケースです。
最低限、
- 旧NISA口座(2021年NISA枠)で買付した投資信託がないか
は確認しておきましょう。
チェック③ 特定口座|含み益・含み損を把握する
特定口座で投資をしている場合、含み益・含み損の確認は欠かせません。
年末時点での状況を把握することで、
- 来年の売却判断
- 損益通算の検討
- NISA口座への移管検討(スイッチング)
といった選択肢が見えてきます。
チェック④ 保険|入りすぎ・古すぎになっていないか
保険は「安心」のための商品ですが、
入りすぎると家計を圧迫します。
- 保障内容を説明できるか
- 今の家族構成に合っているか
- 貯蓄型保険に偏りすぎていないか
年末は、保障を見直す良いタイミングです。
チェック⑤ 住宅ローン・借入|金利上昇に耐えられるか
住宅ローンを組んでいる人は、
金利上昇時の返済額を一度シミュレーションしてみてください。
返済が苦しくなるラインを把握しておくことで、
繰上返済や固定化など、早めの判断ができます。
年末チェックを「行動」につなげるコツ
確認だけして終わってしまう人が多いのも事実です。
おすすめは、
- 1つだけ改善点を決める
- 来年の目標を数字で決める
- 期限を設定する
完璧を目指さず、一歩進めることが大切です。
まとめ|年末の30分が、来年の安心をつくる
金融資産の確認は、難しいことではありません。
「知る」「整理する」「備える」
この3つを年末に行うだけで、来年の安心感は大きく変わります。